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『秋桜』(こすもす)は、1997年に公開された日本映画。すずきじゅんいち監督、 小田茜と松下恵の主演。新もとみや方式映画として、もとみや青年会議所が企画、本宮町(現・本宮市)にてオールロケにて製作された映画。 == あらすじ == ブラジルで交通事故に会って5年前に父親を失い、自身も輸血でHIVに感染しすでに2年前から発症をはじめている少女・園田明子。彼女が母親とともに故郷の本宮町に戻ってくる。町ではすでに明子がエイズであると噂が広まっている。造り酒屋の娘・山倉夏実は、明子の幼なじみで大親友であったが、明子がHIVということで不安をおぼえるが、明子の以前と変わらぬ明るさに反省し明子との交流を深めていく。元気に見えた明子であったが本宮高校への転校初日の集会で貧血で倒れてしまう。夏実はボーイフレンドの修司のHIVへの恐れに怒り、自分の父親 正吉のHIVへの誤解に絶望して家を飛び出し、明子の家に行く。明子の母から母親の自分でさえ最初はそうだったと言われ、明子の明るさの裏にある深い苦しみを理解する。学校でも担任の松原先生のようにHIVを正しく理解する人もあれば、委員長の安西奈緒美のようにあからさまに快く思わない態度をとる人もいる。町の実力者・白鶴のように校長に明子が学校から出ていくように言いにくる大人たちもいる。学園祭でコントを披露する計画をした明子と夏実は、二人で練習を重ねる。帰り道、奈緒美たちに呼び止められ二人は因縁をつけられる。明子は自分の死ぬ場所として生まれ故郷を選んじゃダメなのかと夏実にも隠していた心のうちを叫ぶ。突然の雷雨に打たれ、明子は病院に運び込まれ入院となる。入院した明子は、夏実に阿武隈川の川端に咲くコスモスが欲しいという。学園祭の舞台にひとりで立つ夏実に、心ないヤジがぶつけられる。夏実は明子の心中について必死に訴えかけると、ヤジは消え代わりに観客からたくさんの拍手がわき起こる。夏実がコスモスの花を抱えながら病院に着くのと同時に、大好きな安達太良山を見ながら明子は息をひきとる。夏実のもとへ生前に明子が書いた手紙が届けられる。明子からの感謝が書かれた文面を読んで夏実は強く生きていこうと決意する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋桜 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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